2020年4月、Flamesメンバーが日本・仙台の年配者グループと協力して、マルチメディア・パフォーマンス・イベントを作成します。 Tricky Hat Productionsは、HONŌのパフォーマンスに参加しているTom、Jess、Peneに、彼らがFlameになった経緯と、The Flamesを世界の反対側で行うことについて話しました。
Q.あなた自身について、そしてあなたがどのようにFlamesになったか教えていただけますか?
ジェス:学校を卒業してから、私はバレエのトレーニングをし、ダンサーとして数年間働いてきました。最近では、ダンスをベースにしたカンパニーでコミュニティの出演者と共にパフォーマンスをしてきました。年齢を重ねてから、トリッキー・ハットと出会いました。ドラマを基本とし、床を転げ回ったりする必要がなく、すごくいいなと思いました!私にとてもよく合っていました。それで、私はフィジカル・シアターの学位を取り、卒業したときは72歳でした。 Flamesは私の望み通りのもので、過去の経験すべてにふさわしいものでした。想像力とエネルギーをすばらしく刺激しますし、同じようなマインドの人たちの周りにいることはすてきなことです。
ジェス・フィッツジェラルド Jess Fitzgerald
ペネ:私は大人の学生として演劇学校に通いました。私はプロの女優ですが、実際には長年あまり演劇活動をしていませんでした。CCAで最初のFlamesを見て、そこにいたメンバーに言ったんです「私も参加したいです!」って。すぐにオーディションを受けました。目が開きました。 The Flamesが行っているのは、私たち自身の経験、考え、活動に基づいたものだからです。真実以外に要求されるものはありません。そして、必ずしも真実である必要はありません。必要に応じて物事を補うことができます。プライバシーの領域があり、何かについて話したくない場合は話す必要はありません。いつも、それぞれの公演ごとに違ったテーマに取り組んでいます。 4回参加したと思いますが、毎回間違いなく得られるものがあります。私は小さな作品を書き始め、昨年、ウエストエンド・フェスティバルに作品を出品したんです。TheFlamesに参加していなかったらできなかったでしょう。TheFlamesでいろんなタイプの人と出会い、彼らから学び、人生について視野を広げることができました。旧友とも会うことができました!
ジェス:ペネと私は長い間知り合いでした!
ペネ:はい!だからこそ私はThe Flamesに参加し、今はエジンバラの公演に参加しています。
トム:若い頃、ストラスクライド・シアター・グループの演劇に携わっていました。70年代後半から80年代の最盛期でした。彼らの創作の大部分は即興劇でした。多くの時間を稽古に費やしましたが、それはすばらしいもので、即興で演じ役になりきることができました。もちろん最後には台本が出来上がるのですが、The Flamesには台本はありません。それから、私はグラフィックデザイナーで、演劇やオペラの会社で多くの仕事をしてきました。私はThe Tronの創設メンバーの1人で、グラスゴーで演劇に長い間関わってきましたが、友人からThe Flamesについて聞くまで、しばらくの間は活動していませんでした。Fable Visionの役員を務めていましたが、従業員の女性がThe Flamesに参加していて、私に参加してみるべきだと言いました。そういうわけで関わり、これまでに2回パフォーマンスに参加しました。
Q.Flamesであるということは、どんなものでしょうか?
ジェス:解放的ですね。 Flameになったとき、自分の居場所を見つけたように思いました。とても楽しく、自分自身を表現できる場所を見つけたようです。空中飛行のようにセッションを楽しんでいます。
ペネ:私たちはいつも、地域で身体表現や音楽や、演出的なことを行っているアーティストに半日滞在してもらい創作活動を行います。先週は、物語の構築について教えてくれるストーリーテラーがいました。そういうわけで、Flameであることは、私にわずかに異なる視点をもたらしてくれます。セッションで行うことは、作品に組み込まれます。フィオナには創りたい2つか3つの異なる分野があるのですが、必ずしもそれらが何であるかを私たちに教えてくれません。私たちはまったく異なることに取り組んでいますが、一方、フィオナは複数のことを完全に吸収し、ノートに書き留めています。音楽がつけられて物語を根底で支えますが、身体表現も音楽と同様の働きをしているかもしれません。本番当日にすべてが統合されるまで、作品がどのようなものになるかわからないところがあります。
トム:本当にすばらしい技術、スキルです。セッションには、毎回多くの人が集まります。例えば、フィオナから「沈黙」のような言葉を与えられ、その言葉で何ができるかを見なければなりません。フィオナはシナリオを設定しますが、私たちは頭の中に湧き出てきたすべてのアイデアを融合する必要があります。さらに、セッションで初めて会う人たちからも、自分がこれまでに考えたこともなかったアイデアがもたらされ、トピックのコンセプトが何であるかを考えなければなりません。とても大変な作業です。絶えず自分自身を分析し、自分自身の中の何かを引き出す必要があります。セッションに参加している全ての人たちは、共有するための驚くべき人生の物語を持っています。フィオナは、参加者のすばらしい物語を引き出します。彼女は私たちのやる気を目覚めさせてくれます。
ジェス:ジグソーパズルのピースをまとめるようなものです。フィオナは頭の中にテーマを持っていて、それらをすべて一緒につなぎます。パフォーマーとして、作品への自分の貢献を「天才!」と思ったとしても、それは物語に合わないかもしれません。自分が本当に好きなものを手放すために、準備する必要があります。それらの作業はすべて私たちが行うことですが、フィオナはそれらをパフォーマンスに組み込む必要があります。
スコットランドでのパフォーマンスの様子
Q.Flameであり、このコミュニティの一員であることについて気に入っていることは何ですか?
ジェス:私は創作活動が好きです。
トム:演じることだと思います。しょっちゅう、パフォーマンスの中で初めて聞く物事があるからです。パフォーマンス中に、ある人が物語を語ったときのことを思い出します。それは独白で、すばらしいものでした。彼は今までフィオナ以外の誰にもそのことを話したことがなかったのですが、フィオナはパフォーマンスのために彼に話してもらいたかったのです。ぞくぞくしました!観客と同じように、初めて聞いているからです。いつも驚きがあります。私にとってのパフォーマンスはスリルと啓示であり、すべてが1つにまとめられています。
ジェス:人生で深刻なことが起こっている人がセッションに参加して、語ることができるということに驚きます。セッションは、個人的な物語を共有するのに安全な場所で、最終的に上演されます。
ペネ:自分自身の強みを伸ばしたり、弱点を見たりする方法がとても好きです。
ジェス:ペネは、ある時はフランス人の女性を演じました。
ペネ:そうそう!私たちは自分自身について3つのことを言わなければなりませんでした。私はフランス人で、赤い車を運転し、引退した開業医であると言ったのですが、それはまったく本当のことではありません。フランス人の祖父母がいて、赤いスポーツカーを運転しました。フィオナは、「あなたがフランス人なら、セッション中はフランス語で話すことになりますよ。実際のフランス語かかどうかは気にしません」と言いました。私はなんとかしました!フランス語で詩を書いたのは挑戦でした。詩の一部は、舞台上で私たちの後ろのスクリーンに映し出されました。トリッキー・ハットは、視覚、身体表現、映像を用いたり、ひょっとすると観客に直接語りかけたりします。
ジェス:ビジュアル・アーティストのキムが一緒に日本に行きますが、映像投影とパフォーマンスが作品をより充実させると思います。私たちは歌い、動き、描きます!
トム:日本人と創作するのはきっと面白いでしょう。私たちが持っている全く違った世界観を統合することが、とても楽しみです。
ペネ:The Flamesはとても独特で新鮮だと思いますが、日本では違うかもしれません。私は両国のグループがFlamesを違ったように見ると思います。
Q.日本に行くFlamesのグループの一員であることについてどう思いますか?
トム:旅は大変だと思います!全体で約27時間です。
ジェス:私はほとんど旅行はしません。旅行するときは目的があるときですね。今まで訪れたことがある一番遠い国はアメリカです。ある意味、これは目的を持った別の旅行です。日本のパフォーマーと一緒に創作をするのは面白いと思います。そもそも、私は少し恥ずかしがり屋だし、日本の文化を尊重しているのかもしれませんね。
ペネ:ジョアンナ・ラムリーの番組を見ましたが、東京はとてもエキサイティングでカラフルな場所のようですね。もちろん、私たちはいつも街にいるわけではありませんが、歩き回って何かを見る機会があります。日本のパフォーマーと一緒に創作ができることを本当に楽しみにしています。人生の別の側面を見ることは本当に面白いでしょう。
トム:これはまったく異なった文化になると思うし、衝撃になるだろうし、ペネが言ったように、エキサイティングなものになると思う。
ペネ:1990年に、ロシアのパフォーマーのグループと2週間創作し、一緒に暮らしました。通訳も一緒にいました。私たちは対話をしているようで、それは並外れたものでした。通訳は私たちが言っていることと私たちが答えていることを訳していました。私たちがお互いに話しているようなもので、とてもすばらしいものでした!日本でもプロの通訳と英語を話す人たちがいるでしょうから、それも興味深いでしょう。
Q.日本でのパフォーマンスで最も楽しみにしていることは何ですか?
トム:日本に行くのがとても楽しみです!当然、文化と言語の違いへの挑戦があるでしょう。私が楽しみにしている課題は、『炎:Hono』で探求するすべてのアイデアを、どのように伝え合うかです。ここスコットランドで行うよりも、身体表現によるものが多く、言葉によるものが少ないでしょう。それは私たちが克服する課題になると確信しています。
ジェス:この旅行のすばらしいところは、誰かが私たちをそこに連れて行ってくれるということです。パフォーマンスについても同じです。フィオナは全責任を負い、最後の日まで私たちに何も言わないこともあります。日本に行って振り付けをすることに怖くもなりますが、私はフィオナを信頼し、プロセスを信頼します。すばらしい経験になるでしょう。
ペネ:私は参加申込書に「これは完全に私のためです!」と書いたと思う。すばらしい旅行になると思います。日本に行くことができて本当にうれしいです。私たちはすべて異なる能力、関心を持っています。フィオナは私たちの強みと一緒に動き、プレッシャーをかけません。なので、演じることや自分自身をさらけ出す恐怖を取り除いてくれます。
Q.パフォーマンスに取り組みたい人、試してみたい人へのアドバイスはありますか?
ペネ:The Flamesは、多くの人にとって良い手法だと思います。自分自身をさらけ出すのに時間をかけることができます。好きなだけ行うことができ、何もプレッシャーはありません。徐々に、「もう少しやりたい、試してみたい」と思うようになり始め、身を投じる必要があります。
トム:The Flamesに参加する人のほとんどが、何らかの形で演劇に携わっているか、パフォーマンスのバックグラウンドを持っているのは実に残念だと思います。The Flamesは、これまでの人生で演じたことのない人にとっては、本当にすばらしいものです。人と出会い、アイデアを引き出し合い、自分の殻から引き出されるすばらしい方法だからです。
ジェス:私もそう思います。The Flamesは、自分自身に挑戦し、自分自身と周りの人たちについて学ぶためのすばらしい場所です。